肌の直接なケアはもちろんですが、着ている服にもケアを施すことで体臭の原因を抑えることができます。

服もまた体臭の発生原因になることを知っておこう!

どんなに丁寧にカラダを洗っても皮膚の常在菌を完全に取り去ることはできない。24時間後には元通りの状態に。なので毎日しっかりカラダを洗いましょう。
しかしそれだけでは、体臭ケアは完璧ではない。何故なら、自分が身につけているその服にも、細菌が半端なく付いているからだ。

 

例えば、1日着用した後の綿のTシャツには1gにつき10の4乗から10の5乗の細菌が付着している。ほぼ無菌状態の新品のTシャツが、夜になるともはや別物。これだけの菌の棲み処になっているのです。

 

特に上半身には皮脂腺が多く存在し、首回りや脇の下、乳首周辺、へそ周り、背中などに皮脂量が多い。この皮脂が服に付着して細菌のエサになっている可能背は高く、シャツのこの辺りが臭いの発生源になっていることは十分に考えられることなのです。

 

使用した衣類が細菌の棲み処に。
1日着用した綿のTシャツ1g中には1万個から10万個の菌が棲んでいることも考えられる。これは1日履いた靴下とほぼ変わらない細菌数。皮脂が
付きやすいシャツの中心部に細菌が多く棲んでいる。

洗濯物はあまり溜めず、布用除菌スプレーを活用

洗濯をしても服についた菌はすべて取り除けるわけではありません。
菌の生命力は結構強靭でちょっとやそっとでは根絶できないものです。
それに最近では、洗濯機の大容量化が進む一方で、家族の人数は減っている。それで2〜3日に一回とか週に一回とか洗濯の頻度は落ちているという。

 

せっかく一度にたくさん洗えるのなら、ある程度溜まってから洗いたいというのが人情ですが、溜め込む日数が長ければ長いほど、服についた菌は皮脂
や汗をエサにして繁殖して汚れも落ちにくくなっている。

 

理想的にはその日着たものはその日洗うこと。
これが最も服についた汚れや細菌を取り除くことができる方法。とはいえ、忙しい毎日のなかでほんの少しの洗濯物をいちいち洗うのは不経済で、洗濯物を毎日するというのは現実的に難しい。仕方がないので、3日分とか1週間分の洗濯物を溜め込むことに。皮脂や汗をエサに細菌は増える一方。。さて、こんな状況どうするか?

 

答えは意外と簡単。
消臭スプレーを活用すること。洗濯カゴや洗濯機に服を入れる前に除菌スプレーをシュッとひと吹き。汚れは落ちないが、隙あらば増殖しようとする菌
の数をセーブすることはできる。どうせ完全に排除できないのなら、洗う前にあらかじめ菌を増やさない工夫が必要です。

 

洗濯前にはこんな除菌スプレーが効果的!

 

HYGIA(ハイジア)
除菌・抗菌はもちろん。ウイルスを除去しカビの増殖も防ぐ。
消臭効果も有り、部屋干しする際にひと吹きすれば嫌な臭いが発生するのを防ぐ

 

リセッシュ除菌EX PLUSデオドラントパワー
体臭、タバコ、焼き肉などの臭い原因物質に対する独自の消臭技術、デオドラ
イザーZを採用。
皮脂酸化による黄バミ予防にも効果あり。

洗濯機に入れる衣類は7割まで。

洗濯機に入れる洗濯物の量。

 

面倒くさいから一気に洗ってしまおうと、どんどん詰め込んでしまうのはNG。何故なら洗濯物の動きが悪くなるから。
時に縦型の洗濯機の場合は、フタを閉めてしまうと内部が全く見えない。ぎゅーぎゅー詰めで服を詰め込んでスイッチを押し、モーターが回っている音がしているからといって、しっかり洗えているかといえばそうではないのです。

 

容量が8sの洗濯機に8sの洗濯物を入れてしまうと、洗濯機の上部、中部の汚れ落ちが悪くなります。これはつまり、洗濯物はほとんど動いていない状態で、洗濯駅の中にただ浸かっているだけの状態なのです。

 

服を入れる量は乾いた状態で洗濯機の容量の7割が目安。
縦型洗濯機の場合、洗濯槽の内側の銀色の部分が5p程度見えるラインまで。入り口をギリギリまで詰め込んではいけません。水に濡れると嵩が減るので、一見、洗えているように思えるが、それは大きな間違いというものなのです。

 

ドラム式の洗濯機も同様に容量7割が許容範囲。ドラム式の場合外から洗濯状況が見えるのが利点でもありますが、ぐるぐる回っていればそれでOkという訳ではありません。基本的にドラム式は叩き洗いというスタイルで、上から下に落として叩くように洗うのが特徴です。ぐるぐる回っているということは、相対的に止まっているのと同様なのです。

 

ドラム式でこんな状況の場合は、明らかに詰め込み過ぎということですので注意しておきましょう。。

スポーツウェアは浸け置き洗いをしましょう。

毎日洗っているのに臭いが落ちない。新品の時に比べて少し黄ばんで来たような気がする。

 

これは、気のせいではありません。とくに汗や皮脂がべったりついたスポーツウェアにこうしたことが起こりがちです。学生時代、部活で汗をかいた服を
ロッカーに忘れ、翌日ロッカーを開けたらクサッ!となる。それほどスポーツウェアには細菌のエサとなる汗や皮脂、角質などが豊富で菌も増殖しやすいのです。たとえ毎日洗ったとしても、菌や臭い物質が残りやすいのです。

 

こういう時にお勧めなのが、浸け置き洗いです。洗っても臭いが残っているという衣類を40度くらいのお湯に浸けて1回分の洗剤とできれば漂白剤を
入れる。そのまま30分から2時間くらい浸けておくというやり方。

 

大きいめの桶やたらいのようなものに浸けてもいいが、面倒という場合は、洗濯物に直接服を入れて浸かるくらいのお湯を入れて浸け置きする方法でもよい。

 

浸け置いた後は、他の洗濯物と一緒にして通常通りに洗えば問題ない。この際、洗剤は追加しなくてもよい。すると、不思議なことに嫌な臭いはしないだけでなく、気になる黄ばみも真っ白になる。これは綿素材の服に比べて、化学繊維が使用されているスポーツウェアは、汚れや臭い成分が繊維の内部まで入り込みやすい構造になっている。なので、通常の洗濯モードではなかなか取り除くことが難しいのです。

 

浸け置きすると洗剤の濃度は通常の約10倍にもなり、ここでまず洗剤の成分を浸透させる。しかも水に比べてお湯のほうが皮脂や汚れを落としやすい。1回浸け置きをしてから洗うだけで、驚くほどキレイになります。

 

週に1度くらいの頻度で定期的にこうした洗い方をすれば、臭いもきれいサッパリ解消する。

スーツ対策も重要、インナーの活用をお勧め!

夏場、厄介なのがスーツ。

 

1回着ただけでいちいちクリーニングに出すわけにもいかないので2回、3回と着るうちに、どんどん臭いが増してくる。
最近では、丸洗いできるスーツも増えてきているので、夏場はそちらの利用も多いでしょう。また、普通のスーツを3着くらいローテーションで、今日着たものは風通しのいい場所に吊るし、菌が好む湿気を取り除くという方法あります。

 

下半身の汗対策を取り入れるのもお勧めです。上半身はインナーとワイシャツであせが直接スーツに触れることはありませんが、下半身はまるで無防備。スラックスに直接汗が触れベタベタになることも多々あります。この場合、当然、細菌が喜んで増殖します。

 

こんな場合、最近利用する人が増えているのが下半身のインナー。別名、ステテコです。これ1枚履くことでサラサラ感をキープできます。
スーツ着用の際にはぜひステテコの活用を。必須アイテムかもしれません。